星占術ではアセンダントから見た目のイメージなどを考えることができます。
ただ、それはあくまでも特徴ということで美醜ではないでしょう。
また、金星が支配星座の牡牛座や天秤座が強い人は、美しいという話も聞いたことがあります。
しかし、美人には牡牛座と天秤座しかいなくなるのはどう考えてもおかしいですよね。
美的感覚が優れていたり美しいものが好きということでそのようになる傾向もあるかと考えられますが、実際に天秤座や牡牛座の人が特別にすごく美しい人という印象を受けたことは正直ありません。
私が考える美しさとは、引き締まったスレンダーな体つき、よく手入れされた肌や髪、爪、洗練された雰囲気や言葉遣い所作など自分自身で主体的に管理をしてきた美しさです。
なぜならば、造形の美とはいとも簡単に崩れてしまうからです。
そう考えると、「健康管理」「労働」「義務」に関するハウスである6ハウスの強さに美しさが関係するのではないかと思います。
ここで「え…美しさとかあんまり関係なさそう。仕事とかのハウスじゃない?」と思われるかもしれません。
しかし、ハウス6を単に労働のハウスという考え方をせず、ハウス6の意味合いや前後のハウスからの流れから考えていくと納得できると思います。
ハウス6に金星
ハウス6に金星が入っている場合、「金星(ときめき、芸術、愛、キラキラ、女性)を使った仕事」とも考えられますが、「金星(美しさ)を管理する」という意味ともとらえられます。定期的な歯のクリーニング、爪や髪の手入れなどを義務と感じコツコツとその義務を果たしていくでしょう。世にいう「美意識が高いね」を苦とも思わずやってのけてしまうのではないでしょうか。
また、「美しくいることが求められる」というニュアンスもあるので、仕事上必要で美しさを保っている人もいるかもしれません。
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ハウス6に土星、火星
ハウス6に火星が入っている場合、「労働に土星(責任、義務)を感じる」とも考えられますが、「健康管理に土星(ストイックさ)的な側面がでる」とも考えられます。
自分を管理することに懸命になるため、結果的に健康美を保てる方が多いでしょう。
ほかの人が面倒くさいと感じていることも「やらないなんて逆に気持ち悪くない?」と自分の当たり前にやってのけてしまうかも。
子供のころは特別その気質がなくとも、年を重ねてからその義務に気が付き取り組む傾向があると考えられます。
ハウス6が乙女座、山羊座
おとめ座は「管理、調整する」ということに長けている星座ですから、健康を管理していくことで健康的な美しさを手に入れることができるのではないでしょうか。
また、ハウス6が山羊座である場合も「管理することをやり遂げる」と考えられるので、ストイックな自己管理ができると考えられます。
ハウス1に金星
私的には、ハウス1は精神性に起因することが多いので、ここでは造形美を表しているわけではありません。
ハウス1に金星があるとは、その人は金星のような考えを持ち、振る舞うことだと思います。
簡単にいうと、どんなもの物事にも美しさの基準で考える人、カッコつける人だと思います。
カッコ悪いことをしたくないんですよね。
だから結果的に美しい人に見られます。
ハウス2に金星、木星
ここでは造形的な美を表します。
肉体という物質的なものが、綺麗であるか、豊かであるかはハウス2を見ると良いでしょう。
ただ、これは生まれ持ったものなので、だらしない生活をしていると美しさは消えてしまうかもしれません。
「美は一日にしてならず」ということで積み重ねて結果を出していくという面でハウス6が強い人(天体集中など)は美しいのではないかと仮説を提唱いたしました。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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