西洋占星術を学びたての頃は、太陽星座や月星座ASCなどの特性をかなり重要視していました。
もちろん大切な要素ですが、最近は全体のバランスを見ることが大切だなと思っております。
占いの結果や性格診断にピンとこない人は、この記事を参考にホロスコープを使って自己分析をしてみてくださいね。
ホロスコープの偏りをみる(オーバーロードサインはないか)
強調されているサインやハウスをみます。
太陽星座を単独でみるよりも、強調されているサインやハウスの特徴が性格や価値観に表れていることが多いです。
例えば、太陽星座が水瓶座なのに、その他の天体がほとんど蠍座だった場合は、蠍座ぽさの方が強く感じるでしょう。
また、こちらの記事では、ハウスシステムの偏りからその人らしさを解説しています。
エレメント、クオリティの偏りをみる
こちらも前述したサインやハウスの偏っていた場合と同じ考え方ですね。
太陽星座が蟹座(水×活動)だったとしても、その他のエレメントが獅子座火×不動(火×不動)の場合は、火や不動の価値観が強く押し出されるでしょう。
しかし、偏りのないホロスコープではこの方法を使うのが難しいです。
そのため通常通り太陽や月、ASCを使って性格診断をしていくのが良いでしょう。
違和感のある天体をみる
ぽつんと目立つ、シングルトン的要素のものが、その人に大きく影響していたり、大枠を表していることがあります。
「幸運(木星)」が特徴的な人生になりそうです。
2ハウスに木星ですから、元々の財産や才能が効いてくるとも読み取れます。
しかし、2ハウス木星は年を重ね、徐々に資産が増えていくという読み方もできるみたいなのでどちらかでしょう。
お金持ちの家ではないし、飛び出た才能や容姿でもないため、後者かもしれません。
MCをみる
MCと聞くと仕事に大切な要素というイメージが強いかもしれません。
しかし、社会における自分の立ち位置を表してくれているため、年を重ねるほどMCの要素はその人を表してくれることになるでしょう。
MCの支配天体がどのハウスにいるのかを見ると、あなたがどんな分野で活躍できるのか予想がつきますよ。
年齢
これが意外と一番大切かもしれません。
年齢が若すぎる(サターンリターン前)だと、「自分らしさ」に気が付けていないことが多く、鑑定を受けてもしっくり来ていない人も多くいます。
そのことを大前提としホロスコープを見るようにしましょう。
特に、若い方にMCについて言及しすぎてもあまりしっくりこないかもしれません。
その時の年齢域にあった天体(20代前半の場合は金星くらいまで)について詳しく見た方が当たっている感はありそうです。
ただ、自分の太陽を見つけられている人に関しては、その限りではないでしょう。
太陽が動けば、火星や土星の存在も感じられるようになります。
その場合は、若くても一般的な手順で占うと良いでしょう。
太陽星座の成熟に関連している記事です↓
以外と抜けがちなポイントをまとめてみました。
参考文献はこちらです。
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